漢方

身体の不調 こんな時あなたはどうする?未病と戦う(鼻閉による頭痛)

こんにちは(^^♪今日の未病の弁証です。

主訴【鼻閉による頭痛】改善したい症状と現在の経緯

35歳 男                                                今年の春から鼻詰まりがひどく耳鼻咽喉科では慢性鼻炎及び鼻茸と診断。同じ時期に頭痛がひどくなり内科を受診すると偏頭痛の薬を投薬。しかし改善はみられない。調子が悪いときは顔面熱感が強く頭がぼーっとしている。特に鼻水が出るとかはない。口喝があり冷たい物を好む。昨年秋から単身赴任になり外食とお酒の量が増えた。舌質→淡紅  舌苔→薄黄

春先の花のトラブルだと花粉症があげられますね。しかしこの症状は慢性鼻炎と鼻茸になっています。まず急性か慢性か。慢性であれば本治を優先します。(急性は標治)風邪からくる鼻トラブルではないので慢性の 裏証です。患部の熱感や冷たいのものを好む→熱証

鼻や顔面に熱がこもり頭部の血流を悪くしているので頭痛がありますね。

改善方法は肺熱を冷ますことと不通になっているものを通す事。

頭痛にも沢山の原因があるのでまず色々な症状をあげてなぜ頭痛が起こるのか弁証することが大切です。適した漢方薬は辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)が適してます。主薬である辛夷はコブシの花のつぼみでこの後花開くことから鼻の通りを良くすると言われています。さらに配合されている石膏と知母は肺熱を冷まし麦門冬と百合が潤いである陰液を補ってくれます。

因みに水様性の鼻水で薄くて水っぽい痰がある場合は小青竜湯

肩こりや頭痛がを伴い冷えで悪化する鼻閉は葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)が良いと思います。

●「肺を潤す食材」
・肺を潤す食材
はちみつ、杏仁、豆腐、白きくらげ、梨、蓮根、大根、百合根、ふかひれ など
「腹式呼吸」で肺を鍛える
肺の機能を強くする「腹式呼吸」を。背筋をのばして座り、お腹を膨らませながら深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出します。陽気がたっぷりある朝の時間に、一日15回程度がおすすめです!

 

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