身体の不調 こんな時あなたはどうする?未病と戦う(動悸と不眠)
こんにちは 漢方指導士&登録販売士の野田です。
世の中には沢山の方々が未病(病院に行くほどでもないが体の不調がある。病院に行ってもお薬だけで片付けられ一向に回復しない等)悩まれてる方は多いと思います。漢方医学はお医者様から告げられた病名ではなくその症状をもとに根本から見直そうという事です。私のプロフィールにも記載させていただきましたが自分で自分の主治医になろうということです。まず自分の身体を知りしっかり向き合い色々な方面で対処していく。これが一番早いのです(#^^#)前置きはさておきでは早速症例を元に弁証していきましょう!!
主訴【動機と不眠】改善したい症状と現在の経過 1年前から仕事で慣れない部署に変わり気分がふさぎ込む状態が続いた。その後仕事が忙しくなりイライラしたりカッとなることが増える。頭が張って痛くなることもあり。目はほぼ充血、半年前から気持ちもそわそわして落ち着きがない。夜は目がさえて眠れないことが多い。3か月前から緊張したり外出しようとしたら顔が赤くなり動機がする。その時は頭部の発汗やめまいも伴う。病院ではパニック障害と診断される。最近口が渇くことも多く夜間に足のほてりと寝汗がある。便は便秘気味。辛い物とお酒が好きで毎晩晩酌をする。 舌質は紅・点刺 舌苔は黄
まず ・気分がふさぐ→気滞(肝気が滞っている)・イライラやカッとなる→肝の症状が良くない・目が充血→肝熱の症状・目がさえ眠れない→肝の心(熱)・口が渇く→熱がこもり陰の状態・等々弁証していきますと ★八網弁証では裏症(時間の経過とともに次第に身体の中に入っていくと症状)、熱症、実証(反対語は虚証。元々虚弱ではなく何か外からの有害物により体の機能が阻害) ★気血水弁証は気滞、気逆、陰虚 ★臓腑は肝と心
この方は清熱清熱瀉火(せいねつしゃか)をすることにより体内でおこっている過剰な熱による口渇、ほてり、のぼせ、精神不安、をクールダウンし、また、過剰なものを排出するデトックスをした方がよさそうですね。あと安神(精神安定)です。ので漢方薬は柴胡加竜骨牡蛎湯を一度試してみるのも良いですね。 生活養生はなるべくリラックスした生活を試みてください。日中はできるだけ活動的に過ごす事!夕食後はゆっくりと過ごしましょう!少しでも眠気を感じたら、早めに布団に入るりお風呂で温まったあとのマッサージもおすすめですよ!(^^)!
食養生はまず辛い物お酒は控えて(>_<) 体の熱をとるたけのこ、セロリ、ひじき、わかめや「心」のはたらきをアップには豚・鶏の心臓(ハツ)がお勧めです。あと安神にはなつめやゆり根が良いですね。
では今回はこの辺で!また次回の症例をお楽しみに(^^♪